$お小遣い稼ぎ$
今スグ¥派にも◎



二人の少年少女はいなくなっていた――――――――






――誰もいなくなった広間に桜は一人たたずんでいた。

「ふう………っ」

ため息を吐く。 誰もいない虚無の空間――桜は悲しみに似た自嘲の笑みを浮かべ

(VPCIH終了)

「おしかったな……」

VCを終了しながら呟く。今回は逃がしてしまったが…。

(あきら………か)

今度は心の中で呟く。本来ならすぐにでも止めようとするが右手に持った短剣を

見やる――刃がぼろぼろだった。 暁の骨を砕いた時にすでに

使い物にならなくなっていた。

もともと桜にはあわない短剣だった。

というより桜は短剣ではなく――――――

どっちにしろ本気で戦うことは不可能だった。

「俺と同じ、『世界改変』の能力者か」

持つところだけになった短剣を拾い、またため息を吐きながら

「…………………………」

その次の言葉を聞く者はこの場には誰も居なかった。  next back  noveltop

$お小遣い稼ぎ$
今スグ¥派にも◎