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意識がゆっくり覚醒してくる。
出来る限り速く意識を取り戻さなければならない――
もしかしたら敵がまだ近くにいるかもしれない――浅い意識の中で直感的に考える。
覚醒してくると徐々に耳が聞こえるようになってきた。
注意深く聞こうとすると
『ゴゴゴ……………』
聞こえだした耳に届く――――何やら怪しい音――
ちょっと耳障りな音。あえて言うなら――音速を超える瞬間の音に――
似ているかもしれない。まあそんなことはとにかく
この音を暁は知っていた――そう一週間ほど前まで毎日耳が嫌になるほど聞き覚えの
ある音――――――
この音でようやく安堵がつき神経の力を抜く。
安堵のおかげなのか徐々に意識の覚醒するスピードが上がりだす。
次に目が開く。上は真っ白な天井――おそらく寝かされていたのだろう。
体も徐々に動きだし、痛覚が目覚めだしたのか左腕を中心にお腹が重しがのったように痛い
(――――そうだあの時左腕切断しちゃったんだっけ――――――)
妙に鮮明に覚えている――痛々しい左腕を見ようと――――――――
「う……うわぁ………」
左腕を見ようとすると――――――――
左腕からお腹の上に寝そべるように金髪の少女が可愛らしい寝息を立てて眠っていた。
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