がちゃりっ しばらくの沈黙の後、暁とさっきの少女――たしかミリィと言ったか

が一緒に入ってきた。あからさまに不機嫌な光をみてミリィは

少し怯えていたが………

光が鋭い目つきでミリィを見ていると暁がそれに気づき、

「ね……ねえちゃん、そんな目で……ミリィを見ない方が……」

すると今度は暁が睨み付けられる。すこしビビりながらも

「何………ねえちゃん」

「女の子を呼び捨てする…ってあんたは……」

すると暁は脂汗をびっしりとかき

「あーっ………ごめんなさいごめんなさいミリィちゃん……じゃなくてミリィさん

………光ねえごめんなさいごめんなさい以後気を付け――」

「呼び捨てでいいですよ?」

可愛らしい少女は言ってはいけない一言を言ってしまい光はもうぷちっときて

ソファに腰をかけている康樹もそろそろかとリビングを退散し

暁は…………

「暁ぁ?」

「ひ………ひぃ……………」

思いっきり耳を引っ張られ……と痛みよりも恐怖が勝り悲鳴……

隣にいた少女は必死で

「あぁ……暁さんをいじめないでください……」

と泣きそうな顔で言う。 その雪の肌から涙が溢れ本気で泣いている。

その少女のはやはり絵画になるほど美しかった。

それに光は少し暁を引き寄せ

「あんた……あの子に何を……」

そんな光が言うと何故かとんでもない事の様なきがするが…

「何もしてないよ。どうして僕を疑うの…」

暁はもう放心で泣きたい気持ちをぐっと堪え悲しい事実を言うのだった。


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