$お小遣い稼ぎ$
今スグ¥派にも◎
タワーは日本では90階より上が軍事区画になっている。
招集場所の90階は丁度表向きでは軍の総司令部となっている。
エレベータから降りたところから溢れんばかりに入ってくる
光は人工の物ではなく自然界から直接与えられる太陽の光。
反射してもなおその光は温かい。 軍に属していないと入れない
右側の通路に入りそこにあるカード差し込み口に
カードを通す。 するとそこには20人ほどのいかにも
重要な人物と言うような人々が重々しくこちらを見た。
「単独部隊兼第一次日本軍特務援助軍所属 水翼水紀です」
「これで全員だな」
言ったのはこの大阪タワーの最高司令官、藤井健二だった。
「ここに集まってもらったのは他でもない、我らの国の
特務調査団から入ってきた情報を見てくれたまえ」
まだ年若き最高司令官は目の前にある端末のキーを叩く。
すると中央に特大の立体ディスプレイが表示され
いくつかの重要な国がほんのり赤く点滅しその首都はやけに周りより赤く輝いている。
「この五つの国、シンガポール、イギリス、アメリカ、ロシア
そして ドイツが我らの国に対し宣言した」
はっきりとよく通る声だがあまり言いたくないような声音で言った。
「宣戦布告と」
会場内がざわめきたった。だが10秒もしない内に静かになり
「これに対して、我らは布告を承諾するものとする」
冷静に告げた。 だが反論者はかなりいたようで年若き軍師を睨む。
「これは政府、そして他の国内のタワーと一致した意見となった。
刃向かう者はこれよりこの軍から引退せよ」
場は沈黙。 それ以外にかける言葉が見つからない。
「明日、布告の承諾を下した直後、すぐさま戦争を開始せよ。
そのために全戦闘員をそれぞれ配置させろ。
『世界改変』能力者も各司令部に従って戦え。 それぞれの任務は
追って説明する。 それでは解散」
言い終わり、健二は立ち去っていく。 健二がここをさるまで
誰も動けなかった。 そして、水紀は………
「さ…………く…………ら………………」
next back noveltop
$お小遣い稼ぎ$
今スグ¥派にも◎