$お小遣い稼ぎ$
今スグ¥派にも◎
「よしっ」
暗めの茶色味がかった長袖の薄手の上に、普段から愛用している
耐絶対零度用の真っ黒なロングコートを着込んだ。
このロングコートには特殊な仕掛けがしてあるので
普段の警戒時には欠かせない。
この町、――――日本の名古屋タワーに近いところにある。……この
小さな町に名前は無い。 何故名前が無いのかは聞いたことは無いが……。
………いつものブレスレット――これも、もしもの緊急時のために
使う康樹に作ってもらった、ある意味特殊な軽い合金で作られている。
それを左手にはめて自分の部屋をでた。
いったんリビングに戻ると康樹はパソコンをいじっていて
光はテーブルに突っ伏していた。
「だ………大丈夫?光ねえ」
側まで歩いて駆け寄る。が
「あ……あんたっ」
光は暁の首根っこを掴んで
「やっぱ寝てたんじゃ無いんでしょ」
「寝てました」
今度は即答で言う事が出来て少しほっとしながらも
「気を付けて行ってらっしゃいね」
「うん」
「その間にいろいろ調べとこう」
「ありがと、にいちゃん」
(VPCIH起動)
そこには少し穏やかな空気が漂っていた。
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